ジェントルマンズジャーナル

海外のホテルで仕事することになったのでアレ食ったとかコレ食ったとか書くためのブログです。

悟りを開けば真実の愛も過去のものに

最近風邪をひいていて、昨日は久しぶりの休みだったので食っちゃ寝していました。

昼に餃子の王将でこってりラーメン&チャーハン&餃子のセットを食べ、帰りに駅をうろうろしていたら弁当屋でみそカツどん550円也(税込み)を見つけてしまい買って帰った。

夕食にでも食おうと思っていたら、やはり眺めていると恋しくなり食べてしまいました。

その後長い昼寝をして6時頃に起きて夕食を食べに外に出て、足の向かったところはやはりかつ丼のかつさと。そこでかつ丼&キャベツ&トン汁セットを食べている間に悟りを開いてしまった。かつ丼もういいかな。と。

というわけで今日の昼はサラダとカップラーメン。夜ははなまるうどんのかけうどん。最近はベトナムに行けば激安で飯がくえて富豪になれると吹き込まれ、お手軽価格の日本の食い物も当分食えなくなるので食費が毎日予算オーバーしています。あと10日間は予算決めて守りたいと思います。

 うどん食ったあとにウロウロして本屋に入ったら、こんな本が売っていたので買ってみました。「ホテル」と名のつく本はだいたい買うようにしています。全然数が少ないですが。

その昔、立花隆さんは、「ある分野で専門家になるのは簡単だ。3万円握りしめて神田の本屋さんへ行き、その分野の本を読みまくることだ」と言っていたのがきっかけで私も新しいことを学習するときはけっこう本を読みます。

しかしそんなことで専門家になれるのは立花隆の頭脳があるからであり、関連分野の引き出しも常人ばなれしているし、立花さんの読む本の量は3万円どころではなく、1分野に対してウン百万とか使って、専門家にアドバイスもらったりインタビューして根ほり葉ほり聞き出しているんだと思います。

また、「ホテル」と名のつく本をアマゾンとかで検索するとエロ本やエロ漫画が多くでてきてそっちにも興味がいってしまい困ります。

さて、こちらの本の内容ですが、すごくよかった。

 こういう系の本は実はあまり好きではありません。「私はこうして成功した」とか、「ここんちはこういうことをやってきたからうまくいった」みたいな本は、あまり再現性がなく、その本人のキャラ込みだったからうまくいったり、たまたまのまぐれ当たりだったものを後付けで理由をつけている場合が多いからです。

星野リゾートの星野社長もそういう理由で安っぽいビジネス書は読まず、大学の教科書になるような厚さ8㎝以上もあるような本を繰り返し繰り返し読んで忠実に実行しているといいます。

この本の著者は「エクストールイン」というビジネスホテルを経営している方で、ダメホテルを買って再生させています。最初の事例にでてきたのが、夏休みなのにお客が8人しか来なかったダメホテルを2016年の3月に運営を始めたら地域一番の稼働率で85~90%になったというお話。

再生前は、とんでもなく汚かったというどこかで見たようなお話。なぜこんなに人気のホテルになったかという理由として「掃除」「挨拶」「電話」と言っています。

「ああ、またか...」と思いました。便所掃除してたら心まで磨かれて金がバンバン入ってくるようになった的な綺麗ごとのお話しかと思いつつも読み進めていると、この3つを入口として、スタッフが自分たちで考えたアイデアを実行できるような環境づくりや訓練をしていったところモチベーションがめっちゃ上がって、お客さんもめっちゃ喜ぶようになって生まれかわっていったような話でした。

運営を引き継ぐ前のホテルはホチキスひとつ買うことの許可もおりないくらい、どんなアイデアや提案もダメだったそうで、スタッフもやる気をなくしていたそうです。

似たような話の下記の2つの本も、私の嫌いな「ええ話」系の本ですが、「ええ話」系という先入観を外して読んでみると、共通しているのはエンパワメント。スタッフを信じて任せるという話。星野リゾートも本読むとそんな感じ。

ただこれはすごく難しくて、下記の柴田さんなんかは天性のもの+それまでの人生での活動でとんでもないファシリテーション能力が身についていたからできたのだと思う。

 

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こちらの事例である茨城のホテルグリーンコアも経営者が天性の人とかかわる能力を持っているような気もするし、ダメホテルだったときから七転八倒しながら身につけてきた能力でもある。

スタッフから意見を求めて実行するというのは簡単そうですが、意見が自分に向けた非難のように聞こえて苦しくなってくるし、みんなバラバラのように見える意見をどうやってまとめればよいのかとか、まとめかた次第では全員から嫌われたりとか、出てきた意見が自分の意見と違うときに握りつぶしたくなる衝動に駆られたりとか、ドヤ顔で正論ぽいことを言っているようだけどかなりズレた意見をどうかわすかとかも含めて簡単なものではありません。

巡るサービス―なぜ地方の小さなビジネスホテルが高稼働繁盛ホテルになったのか

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 本に書いてあることをマネしてうまくいくよりも余計苦しくなる場合が多いだろうけど、「あの人たちは特別だから」と思って何もしなければジリ貧が続いて終わりが来てしまうだけ。

 やってみて七転八倒してくるみながら、研究や実験などの背景のある原理原則の書かれた本やそれを学ぶためのセミナーなどもヒントにして自分なりのやり方を見つけるしかなさそうです。そういう本やセミナーもちゃんとしたところ見つけないと変な自己啓発にハマっちゃったりする危険も乗り越えながらなので、かなりのイバラの山道でしょう。私の場合は行ったこともない外国だし文化も背景も違うので特に想像ができません。が、なんとか悟りを開いてやってみたいと思います。

下記の本は星野リゾートの社長がおすすめしていたエンパワメント本ですが、残念ながら古い本で中古で15000円以上もの値段がついています。英語版は10ドルくらいで買えるので英語で読んでみるのもよろしいかと。明日は大使館にビザとりにいってきます。

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